奇跡の町
lylics by Yuya
奇跡の町 ここでは皆 愛という意味を知らなくて
甘い海と 青い砂漠の先にあるんだけど
増えては減り 何も変わらない ここから出ることすらできない
手には銃を 引き金に指をかけて さぁ引いてよ
誰もが求めたこの町も 理想は誰もかなわない
どこかで失くした言葉さえ わかるだろうか
気づかずにそこで生まれていた カオスじみたこの感情だけで
あの丘で見えていた景色は 砕かれた命のかけらを
ひとつひとつ繋いでも 何が変わるの
この町で生きるその意味も 着くまでは誰にもわからない
すでに手遅れなのかな ねぇそうでしょ
君が残した 小さなかけらも 僕の手にはとても大きすぎて
笑う月が 僕を戒めても もう行かなきゃ
今にも壊れそうな世の中で まだ諦めがつかない
果てしなく続いていた道さえ 見えるのかな
目を閉じればかすかに見えている あの丘で君と見た荒野を
まだ知らない先を見ていても この先の道を歩いても
同じに感じるからさ 止まりたくなるよ
それでも進む人を見てると 僕はここにいるしかないのさ
この町で見送るからさ 止まる風にうもれていても